湖北省婦幼保健医院の世界自閉症啓発イベント 参加

 

4月2日は、12回目の世界自閉症啓発デーです。
中国全国にイベントが行われます。武漢市に滞在中の当法人代表、欧陽蔚怡は、武漢にある湖北省婦幼保健院を訪ね、自閉症スペクトラムの診断と療育を担当する責任医師にお話を聞き、病院が主催したイベントに参加しました。


その医院の責任者のほか、自閉症臨床のトップクラス医師、湖北省福祉・障がい者組織の責任者、ボランティア支援団体(大学)と自閉症児の親たち合わせて200人参加。
啓発デーにおいて、毎年のテーマが異なり、今年は、「(自閉症への)誤解・誤認を無くし、すべてを受け入れを提唱」です。


中国公立病院として最大規模の子ども発達障害リハビリセンターを有し、欧米の最新のリハビリ技術と立派な設備を取入れているそうです。しかし、「人口590万人湖北省における自閉症の発生率は0.58%であるが、毎年地域のリハビリ施設で療育を受けている子どもは10%ぐらいを占める1,000人余りしかない。親は、子供がしゃべるのが遅いだけだと考え、周りはそのような子どもが変わっているだけと思っている。医師でさえも、ほとんど身体疾患の診断と治療に注意を払い、まだ神経系に障害がある「自閉症」という発達障害を知らない。まして早期発見などできる状況ではない。」とスピーチをする専門家の指摘でした。

予定のなかったことでしたが、主催者の要請を受け、欧陽蔚怡は日本の自閉症スペクトラムに関する社会の現状(おもに発達障害)を簡単に紹介しました。
日本が少し先に進んでおりますが、自閉症者を受け入れ社会を作るインクルシープ教育の取り組みは始まったところです。
両国はこれに関して交流しあい、学びあうことを願っております。

トップへ戻る